スクールの日常から② 【ステップ教師の近況紹介】

生徒と過ごす中で日々思うこと、教室でのちょっとしたやりとり…ステップ教師が綴った、スクールの日常をご紹介します。

その①はこちら

ワニ VS ライオン、比べるなら”通分”!?

 小5の算数の時間に、ふと最近の小学校での話題について聞いてみました。ある小学校では「ワニとライオンはどっちが強いか?」という議論で盛り上がっているそう。ワニ派とライオン派、それぞれ自分の主張を一歩も譲らず、毎日バトルを繰り広げているのだとか。すると、それを聞いた別の小学校の生徒が「比べるなら”通分”しないと」と一言。
 どういうことか詳しく聞くと、「水の中と陸の上じゃ、そもそも戦うフィールドが違うから比べられない。たとえばワニとライオンの体をヒモで吊り下げて、空中で戦わせて勝敗を予想するとかしないと」ということでした。
 異種格闘技戦の戦闘ルールについては何が良いのかは分かりませんが(笑)、友達の話を聞いて、習いたての「通分」という発想が出てきた生徒に感心してしまいました。こういう生徒たちの自由な発想を少しでも伸ばせるよう、これからも頑張りたいと思います。

(G)


こんな作業にも思わぬ楽しみが

 今年に入ってから、スクールの下駄箱で、生徒たちの靴の取り違えが起き、気になっていました。「どうしたものか」と思っていたところ、息子の幼稚園の下駄箱に、解決策のヒントが。幼稚園の下駄箱には、息子や他の園児たち、一人ひとりの名前が入っています。「スクールの下駄箱も、一つひとつに何か言葉や歴史の出来事などを書いたカードを貼っていけば、生徒が『どこに自分の靴を入れたのか』を覚えやすくなるのでは?」。
 せっかくなので、不規則に言葉を貼るだけでは物足りないと思い、カードの初めの文字を「あいうえお」順・「ABCD」順…にしようと決め、少しずつ作っていきました。なかなか骨が折れる作業と思っていましたが、「最初の文字」のルールのおかげで「あれ、『ぢ』で始まる言葉ってないぞ」、「『ん』ってないぞ。いや、『ンジャメナ』があった!」と、ちょっとした「縛り」がカード作成のいいスパイスになりました(笑)。
 小学生は下駄箱のカードに気づくと、「なにこれ~」とはじめは言いながら、笑顔で「先生、私、今日は『宇都宮の餃子』に入れました!」と楽しんでいる様子。おとなしい中2生の男子に、「今日はどこの下駄箱に入れたの?」と聞くと、ニヤリと笑い「今日は『STEP』でした」と言っていました。
 初めはただ「靴の取り違いがなくなれば」と始めた取り組みでしたが、思いのほか生徒たちも楽しんでくれ、私自身も楽しく作業ができました。楽しんで頭を使うことの大切さを改めて実感し、今日も私は「ナウマンゾウ」の下駄箱に靴を入れています。

(A)


“ブラックホールかばん”、生徒と一緒に立ち向かいました

 「かばんの中に宿題がないんです」と言ってきた生徒がいたので、「せっかくの機会だし、かばんの中を整理しよう」と伝え、一緒にかばんの中のプリント整理をしました。その際、だいぶ前に配ったプリントがざくざく出てきて…思わず笑ってしまいました。そしてかばんの中に眠っていた宿題も無事発見(笑)。
 「来週までにやれる?」と声をかけると、「はい! スッキリしたのでもう忘れません」と明るい表情。
 “ブラックホールかばん”、なかなか手ごわいですが、1つ救出できた1日でした。これをきっかけに、彼の宿題達成度が上がることを祈っています!

(S)


卒業生からのうれしい近況報告

 最近、スクールの周りで卒業生に声をかけられることが多くなりました。髪を染めたりして見た目が大きく変わっていると、私から気づけず、向こうから声をかけられてやっと気付くということもしばしば。話を聞くと「この前、駅で先生を見かけました」という生徒や、「この前、コンビニで買い物していませんでしたか?」という生徒までいて、街中でも「常に誰かに見られているかも?」という意識で歩いています(笑)。
 先日も、卒業生の一人とスクールの前で会いました。なんでも、アメリカへ交換留学に行くことが決まったとのこと。私自身、アメリカとイギリスには何回か行っていて、その時の話を生徒たちにもよくしていました。その生徒は、特に海外に関心を持っていて、「海外についてもっと知りたい」ということを原動力に、粘り強く英語の勉強に取り組んでいました。
 情熱を持ち続け、留学という一つの夢を実現した彼女の話を聞いて、とてもうれしく思いましたし、目標をしっかり持つことは強い原動力につながるのだと、私自身、改めて実感することができました。

(F)


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