卒業生153名に聞いた「赤本の活用法」(いつから始めた? 何年分解いた? 他)

今春大学受験ステップを卒業し、現役で大学に進学した先輩たちに「赤本の活用法」についてアンケートを実施。153名の皆さんから回答をいただきました。
今回は、そのアンケート結果と先輩たちのコメントを紹介します。

(2022年9月発行「大学受験ステップニュース」第239号より)

赤本は高3のいつ頃から解き始めた?

卒業生153名に聞いた、赤本を解き始めた時期のグラフ

9月以降という人が4分の3以上でした。また、1月は「本番の練習に解いた」という先輩が多くいました。

赤本は何年分解いた?

卒業生153名に聞いた、赤本を解いた量(第一志望と併願校)

▽第一志望に関しては10年分以上取り組んでいる人が多い一方、併願校は1~3年分と答えた先輩が半数以上でした。

赤本の活用法は?

出題傾向や形式をチェック

演習というより、志望校の傾向や特徴を知るために活用していました。また、志望校と自分の学力の距離を知れるので、モチベーションアップの役割も果たしていたと思います。
(中央大-商)
夏に、受験する予定の大学の過去問を解き、傾向と自分の実力を確認。9月以降は本格的に赤本を解き、各大学の傾向に慣れるようにしました。1・2月にもくり返し確認して精度を上げました。
(早稲田大-教育)
最初の方のページに載っている「傾向と対策」や「合格者のアドバイス」は、かなり役立ちました。(法政大-社会)

復習の徹底と弱点克服

主に秋~冬頃から本格的に解き始めました。量をこなすよりは一つひとつを完璧にすることを意識して、解答時間の倍以上を復習に使いました。(慶應義塾-商)
何割取れたかはあまり気にせず、間違えたところをまとめたり復習したりした。同じ年度の問題も期間を空けて2回解いたり、社会は受けない大学や学部の問題もたくさん解いた。(青山学院大-文)
時間内で解き切れなくても、すぐに答えを見るのではなく、答えが出せるまで時間をかけて考えるようにした。
(早稲田大-基幹理工)
同じ問題を間違えないよう、ノートにまとめたり音読したりして徹底復習。1週間後にもう一度解き、100点ならOK。間違えたら復習の繰り返し。(法政大-文)
日本史はかなり細かく復習した。テキストに載っていなくて問題になっていた部分はテキストに書き足して、知識を増やしていった。(慶應義塾大-総合政策)

本番のシミュレーションに

解くときは制限時間マイナス5分くらいで間に合わせるように解いた。復習は、分からないところをピンポイントで。
(慶應義塾大-法)
各学部の出題形式にそった時間配分を決めるために何年分も解きました。自分のやり方を見つけるのが一番だと思います。(早稲田大-文化構想)
まず1年分解く→戦略(時間配分、この問題はとばしてもいいかなど)を立てる→解く→戦略を立てる→…。
(金沢大-理工)

その他

赤本はあくまで参考書。高得点が取れないからといって、それで不合格というわけではありません。間違いが多いときは「伸びしろがある」とむしろ喜んでいました(笑)。
(早稲田大-教育)
学部によって解き方を変えた。過去を遡っても出題形式が変わらないものは、ひたすらたくさん解いた。変わるものは、5年分くらいを3~4周。(早稲田大-社会科)
自分はたくさん解くことにこだわりすぎて、不得意分野の克服に充てる時間が少なかったなと思いました。基本の確認にもう少し時間を割けば良かったと感じています。
(大阪大-基礎工)

ステップ(STEP)はこんな塾です

ステップは、神奈川県に150校舎以上を展開している学習塾です。高校受験・大学受験に向けた授業のほか、公立中高一貫校対策も実施しています。また学童教室STEPキッズも開校しています。

*ステップのスタンスや特長を、8項目にしてホームページでご紹介しています。
(以下、8項目より一部を抜粋)
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