【小5・小6保護者の声】携帯電話・スマホ・タブレットとの付き合い方について

今回は、小5・小6生の保護者に「我が子の携帯電話・スマホ等の所有状況」をうかがいました。
また、ご家庭での「携帯電話・スマホ・タブレットとの付き合い方」にまつわるおたよりもご紹介します。

★次回は、小6・中1生371人を対象とした携帯電話・スマホ・タブレットに関するアンケートの結果をお伝えする予定です。

携帯電話・スマホ・タブレットの所有状況アンケート


答えてくださった保護者の80%近くが「携帯電話・スマホ・タブレットなど、なんらかの端末を持たせている」とのことでした。

保護者の声

携帯電話やスマホを持たせる時期、使う際のルール、持たせてよかったことなどを寄せていただきました。

しっかり話し合ってから持たせたい

わが家は、習い事の送迎のために必要になり、小3のときにキッズ携帯を持たせ始めました。使い方としては、習い事に無事着いたかの確認や、「終わったよ」と知らせてもらうなど、必要なときのみ持ち出すようにしています。
キッズ携帯なので、発信できるのは家族だけ。メールのやりとりを友達同士でしているという話も聞きますが、わが家では「必要ないよね。遊ぶ予定は学校で会ったときにすればいいと思うよ」と伝えています。本人も納得しています。
中学生になると、みなさんスマホを持っていると聞きます。様々な連絡などで必要になってくるそうなので、今のところ中学から持たせるのがいいのかなと考えています。
ただ、使い方に関しては持たせる前にしっかりと家族でルールを決めて、スマホに振り回されず、自分にとって必要な情報かどうかを見極める力をつけられるよう、しっかり話し合いたいと思います。
(小6/ルターナさん)

LINEのルールも決めています

小2のとき、兄がキッズ携帯からスマホに替えたタイミングで、お下がりのキッズ携帯を使い始めました。家族との連絡用にのみ使っています。
他に、幼少期から家のタブレットを使用していますが、新しい機種に替えてからは完全に息子用に。
周りの友達の影響で、小6になってからは、このタブレットでLINEを始めました。ルールとしてはタブレットは外に持っていかないこと、グループも含めて、早朝や夜遅い時間にはメッセージを送らないこと、文面には細心の注意を払うこと、スタンプを連投しないことなど、様々あります。
また、親がいつでも見られるようにすることも約束しています。
(小6/はやはるママさん)

中学入学前に「慣れ」として

今はどれも持たせていませんが、小6の息子はスマホを欲しがっています。
以前、先輩ママから「中学から新しい環境になる前にスマホを持たせた」と聞いたことがありました。それまで「小学生にスマホは早い」と思っていましたが、中学校では部活、人間関係、すべてが新しくなるので、「慣れ」の意味合いで誕生日にプレゼントとして持たせることにしました。とはいえ、心配なことばかりです…。
(小6/ゆさん)

休校を機にスマホを活用

スマホを持たせたきっかけは、コロナ禍の休校でした。休校中、ステップのZoomホームルームに参加したり、スクールからの連絡を受け取るために、また共働きのため留守番中の子供との連絡手段としてもスマホが都合よく、持たせることにしました。
休校中はステップからのメールを自分で確認して宿題を進めたり、分からないところを自分で調べたりと活用していました。
今は好きな動画を観たりもしていますが、使う時間を決めて、今のところは上手に使用しています。
(小5/ゆうりほさん)

「貸している」というスタンスで

小学生のうちはキッズ携帯で十分と考えています。友達との待ち合わせや子供だけで遊びに出かけるときに持たせています。
上の子と同様に、スマホは中学入学時に購入予定ですが、親が料金を支払っているうちはあくまでも「親のスマホをあなたに貸しているのよ。だからときどきは、どんなことに使っているかチェックするかもよ」というスタンスでいくつもりです(笑)。
(小5/Gさん)

初めての編み物は動画を参考に

家庭用タブレットを使いこなしているので、スマホを持たせない選択肢はありませんでした。
コロナで休校中、YouTubeを観て初めての編み物。小さな編みぐるみを作っていました。以来、サイトで見つけてはアクセサリーや小物入れなどを作成しています。
時間を守れていない点は気になりますが、今のところスマホの使い方に問題はありません。
(小5/N.Mさん)

機能を教わったりもしています

この夏にスマホを購入しました。
やはりよかった点は外出時に連絡が取れるということ。ルールとしては、夜9時以降はスマホを見ない、寝る部屋にはスマホを持っていかないということです。
友達とのLINEグループがあるようで、翌朝には未読のLINEが何百件も来ていることもあるので驚いています。
息子には、私が知らないスマホの機能を教えてもらったりもしています。若いと覚えるのが早いなぁ…と痛感しています。
(小6/どんぐりさん)

Wi-Fi環境のみで使っています

私が昔使用していたスマホを渡しましたが、Wi-Fi環境のみでしか使えません。
あまり触る時間もないので、特に時間制限を設けてはいませんが、あまりにも長い時間使っているときは声掛けしています。
YouTubeを観たり、カラオケアプリを入れて大声で歌い発散したりもしていますが、分からない言葉の意味を自分でサッと調べたりもしています。
(小5/Tママさん)

約束やキャンセルは直接

キッズスマホを持たせ、通話とショートメールだけ使えるようにしています。送り迎えの連絡のためだけに使用し、友達との連絡には使わないという約束です。
小学生のうちは、友達との遊ぶ約束も、自分の予定をふまえて学校でしてくるのがいいと思います。
キャンセルの場合も、友達の家まで出向き、やっぱり遊べなかったと断りに行かせています。電話一本で便利に済ますのは、まだ早いと思っています。
(小5/S.Mさん)

高校生から持たせるつもりでしたが…

今は特に持たせていません。上の子が中2から携帯、高校からスマホを持たせたので、同じくらいに持たせようかと思っていました。
でも、今は中学生からみんなスマホを持っているようですし、上の子はLINEをやっていなかったため、部活の連絡をしてもらえず、朝練がなしになったのにLINEをやっていない子だけ来たというひどい目にあっていたので、中学になったらスマホを持たせようかと思っています。
(小6/まつこさん)

自分で通知をオフにしていることも

スマホとタブレットを持たせています。
これからの情報化社会では、使わずに生活をしていくことは難しいと考えているので、正しい使い方を身につけていってほしいです。
・夜9時以降は使わない
・見守り設定にし、自由にアプリをダウンロードしたり、課金することはできない
・SNSで知らない人とは繋がらない
という約束をしています。
最近では、同級生の間でLINEグループができ、ニンテンドースイッチでオンライン上で待ち合わせをして遊んでいます。あまりに頻繁に通知が来るときは通知をオフにしていて、自分なりに付き合いの程度を調整しているのかな、と感じます。
どちらかというと息子はタブレット派で、そこからゲーム情報を集めているようです。また、気になった映画などを観ることに活用しています。最近ではよくタブレットやPCで委員会の資料作成をしています。
(小6/くんさん)

タブレットでスマホの「予行演習」

コロナで休校となるころにタブレットを購入しましたが、親が不在のときでも自分の意思で知識を得られるのでいいと思いました。
勉強に関係のないもの(YouTubeなど)もたくさん観ていますが、それも含めて個人用のスマホを持つ前のいい予行演習となっていると思います。個人のスマホを所有するのは中学入学時の予定です。
(小5/さっぴいさん)

サッパリとした態度で関われれば

中学生になり、ステップへ夜に通うようになったら連絡用にスマホを持たせたいと思います。
GPSがついていて居場所を保護者が確認できることや、学習用アプリをスマホに入れて本人が勉強に活用するなど長所がある一方、女子の友達同士のLINEの返事などに気を取られ、勉強に集中できないなどの欠点もあるので、アプリの選択には親子で注意して臨みたいと思います。
男子のようにサッパリとした態度(スタンプのみや既読スルーでOKなど…)でSNSと関われればと願います。
(小6/ライチョウさん)

動画を観て手品を練習

最近、息子はトランプの手品にハマっていて、タブレットで手品の動画を調べては、1日ひとつを目標に覚えています。興味のあることを覚えるのはビックリするほど早く、感心させられます。
自分の興味があることを即座に調べられるのは、タブレットの利点だと思います。ただ、その分のめり込んでしまうこともあるので、使う時間を決めたり、休憩を入れるよう気をつけています。
(小5/ニコさん)

タブレットで漢字の勉強も

キッズ携帯とタブレットを使っています。キッズ携帯は外出先で何かあってもすぐ連絡が取れる安心感があります。電話番号の登録をしている友達の名前は親も把握しています。
タブレットは分からない言葉を調べたり、漢字の「とめ・はね・はらい」の分かりにくい部分を拡大して確認するなど、便利に使っています。
YouTubeもよく観ています。閲覧制限を利用はしていますが、使っているタブレットでは使用時間を制限する設定ができないので、ダラダラと観てしまっているときもあります。
(小6/Sさん)

LINEトラブルなどが心配です

以前は料金がネックになっていましたが、最近は格安スマホなどもあるので、随分とハードルは下がってきた印象です。
わが家の場合、娘の周りでSNSのやりとりをしている子はまだまだ少ないこともあって、ねだられることもなく、また電話連絡の必要性もないため、持たせていません。
ただ、在宅でネット検索などはさせたいので、小6か中学生以降は持たせようかと思っています。
先輩ママ友に話を聞くと、家庭によって様々だなという印象です。20分で強制シャットダウンするアプリを入れて、管理を徹底している方もいます。
周りのママさん方みなさんが不安に思われているのは、中学でのクラスLINEなどのいじめトラブルです。まだまだ耳からの噂レベルでしかないのですが、私もこれは今から本当に不安です。
生徒任せにせず、先生など周りの大人がどんどん介入してもらいたいなと願うところでもあります。
私自身は、娘が中学生の間は、内容も含めて親の管理の下で使わせたいなと思っています。
(小5/バナナは軽食?さん)

「ファミリーリンク」を活用しています

スマホは私が新しく買い換えたタイミングで、おさがりのものを妹と兼用で使わせています。Googleの「ファミリーリンク」を使っており、現在地が把握できたり、利用時間を朝7時~夜9時に制限できて便利です。
小6男子なので、友達とのLINEのやりとりではときどき失敗していますが、最近ではていねいにやりとりすることを覚えたようです。
(小6/Y.Aさん)

長男と同様にと思っていますが…

長男(現高2)は、小・中学校共に携帯もスマホも持たせませんでした。スマホを持っている友達との連絡は私のスマホを使い、遠くへの外出時も私のスマホを持たせていました。
長女(現小6)も同様にと考えていますが、部活の連絡や女の子の友達関係によっては、持たせなければならない場合もあるのかもと考えています。
その場合は、充電はリビングで、学習や就寝時間には預かることにしたいと思います。
(小6/M.Iさん)

年の離れた姉や兄との通話に

小5の終わりにスマホを持たせました。
姉、兄と比べても早いのかなとも思いましたが、家では私と2人の時間が多いので、年齢の離れた姉や兄(特に家から出ている姉)と顔を見て話をしたいときにLINEでビデオ通話をするなど、息抜きができているようなのでいいのかなと思います。
ルールとしては、LINEのやりとり等は、場合によっては内容を確認するということを伝えてあります。
(小6/オータムさん)

ルールは子供と一緒に決めたいです

習い事やステップのお迎え時の連絡をしたり、遊びに出かけたときに位置情報が確認できたり、防犯ブザーがついていたりと便利なので、小1からキッズ携帯を持たせています。
スマホは高校生からがいいのですが、中学生で持たせることも考えています。ルールは子供と一緒に決めようと思います。
子供のスマホを通じた事件・犯罪のニュースのたびに話をしていますが、親も取り扱い方や、制限方法などを考えて、管理していきたいと思っています。
(小6/K.Tさん)

スマホ禁止令を出したことも…

今まで持たせていたPHSのサービスが終了するときに、スマホに切り替えました。
「スマホを使える時間は、ゲームで遊べる時間(1時間)に含める」「スマホの使用状況は親もチェックする」ことを決めて使わせています。あまりにも長く使用していたときは1週間スマホ禁止令を出しました。
(小6/ノックさん)

スクリーンタイムを見せてもらっています

ずっとキッズ携帯を持たせていましたが、この10月の誕生日に念願のスマホを手にしました。まだ購入したばかりなので、細かいルールは様子を見ながら決めます。
とりあえず購入前に約束させたことは、以下の2つです。
・1日の終わりに、何のアプリをどれだけ使ったのか、スクリーンタイムを見せて報告すること。
・LINEやメールを含めてすべて親が見るので、プライバシーはないということを了承すること。
子供がまだ素直なうちに、親子で一緒に使いながら、うまくスマホと付き合っていけるようにしたいと思います。
(小6/snさん)

小学生のうちはキッズ携帯で

5年生にあがってからキッズ携帯を持たせました。主に外出時の連絡ツールと、登下校時の防犯対策のためです。
同級生でもスマホを持っている子が何人かいますが、我が家では中学生になってからと決めています。
家族の共用のiPadが1台あり、それを使ってe-STEPを観たり日本地図を覚えるためのアプリを使って勉強することもありますが、YouTubeを観ていることが多いので、1回で〇分まで、リビングで使用するなどルールを決めて使用しています。
(小5/ななみさん)

持たない期間を引き延ばし中です

今のところ、携帯電話の必要性がなさそうなので、特に何も持たせていません。
私の古い携帯でやりたいゲームもできていますし、自宅のパソコンをリビングで使用するときもあるので、親としては持たない期間を引き延ばし中です。
息子の本音としては、本当はすぐにでも欲しいのかもしれませんが、中学の部活の連絡など、具体的に必要なときが来たら考えようと思います。
(小6/LHさん)

スマホは助かる学習ツール

スマホとタブレットを使わせています。
英語の発音など、家庭では教えることが難しいものはすべてアプリで勉強してもらっています。
また、世界地図や科学の勉強に関しては、娘の気になるゲームアプリを活用し、遊び感覚で無理なく知識を吸収することができているので、スマホはとても助かる学習ツールという印象です。
メールやLINEでのやりとりは家族に限り、友達とは電話番号の交換のみというルールで使用しています。
(小6/M.Kさん)

生活が落ち着いている今のうちに

小学校入学と同時にキッズ携帯を持たせています。当時は緊急連絡や居場所の確認ができれば十分だと思っていました。
小6になり、スマホを持たせるタイミングを考え中です。連絡手段としてだけでなく、情報を得たり、調べものや音楽など、有効に使うことができればスマホはとてもいいと思います。
中学に入学するタイミングの、環境の変化が著しい中で導入するよりも、生活が落ち着いている今のうちに導入し、ゆっくり約束ごとを決めるのがいいかなと考えています。
(小6/しーちゃん)