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  2. 入試制度に関するQ&A

神奈川県公立高校 入試の仕組み

公立高校の入試について
  • 学力検査の問題と時間はどうなっていますか?

    学力検査に関しては5教科ともすべての学校で同じ問題です。
    また、各教科の満点は100点、学力検査時間は各教科50分です。

  • 選考の際の資料と、取り扱う割合はどうなりますか?

    調査書の評定(第2次選考では観点別評価)、学力検査の結果を選考の際の共通の資料とします。特色検査を実施する学校は、その結果も選考資料となります。

  • 調査書と学力検査の重点化、とはどういう意味ですか?

    重点化というのは、例えば数学と英語の評価を高くするなど、特定の教科に重みをかけることで、各学校の裁量で行います。
    調査書の評定(第2次選考では観点別評価)は、各教科の〔第2学年の評定+第3学年の評定×2〕の数値を、「3教科まで2倍を限度として」重点化できます。学力検査の結果は、第1次選考・第2次選考で「それぞれ2教科まで2倍を限度に」重点化できます。

  • 単位制の高校ってどんな高校ですか?

    「単位制」とは学年の区別がなく、3年間で必要な単位数を修得すると卒業できるという仕組みです。
    クラスごとの授業ではないので、入学年度の異なる生徒が、同じ科目を選択し一緒に授業を受けることもあります。
    科目には、必ず修得しなければいけない必修科目と、自分の興味や関心、目的に応じて選択できる選択科目があります。一人ひとり時間割が違う、というのも単位制の特徴です。
    なお、単位制といっても高校によって科目選択については大きな幅があります。神奈川総合高校の場合は第二外国語や芸術系の科目を含めて選択の幅が広いのが特徴です。これに対して、小田原高校の場合は大学入試を強く意識した指導をしていますので、あまり多岐にわたる選択肢は生まれにくくなっています。したがって、希望する単位制高校の実情を具体的に説明会等でお確かめになるとよいでしょう。

  • 志望校はいつ頃決める生徒さんが多いでしょう?

    中2の頃から自分なりに高校の情報を仕入れ始め、先輩の進路決定を契機にして、真剣に高校のことを考え始める生徒さんが目につきます。多くの場合、中学生は自分のモデルを周りの人間関係の中から探そうとします。したがって影響が大きいのは、家庭内では兄や姉、そして学校の部活の先輩、ステップの先輩の進路等だと思います。

私立高校の入試について
  • 公立志望ですが、私立の併願は必ずとったほうがよいのでしょうか?

    最近の入試では、ほぼ100%の生徒が併願をとっています。入試の比重が高い高校では、当日、点数がとれなければ、内申点が高くても不合格になるケースが実際にあるからです。特に、上位校の場合は、内申点が130点台(オール5に近い)でも不合格になるケースがありますので、基本的には私立を併願するのが一般的と考えられます。

  • 私立高校の「事前相談」とはなんでしょうか?

    高校に提出する内申点が決まった12月中旬に、中学校から私立高校へ受験についての事前打診が行われます。これが「事前相談(入試相談)」で、高校側が定めた内申基準をクリアしていれば合格が内諾されるというものです。この事前相談は、慶應義塾等の難関高校を除く、大半の私立高校で実施されています。
    この「事前相談」ですが、「機会を逃すと成績が足りていても志願そのものが難しくなるケース」があります。私立高校の募集要項に記載されている出願期間に願書を出したとしても、12月の事前相談で合格の内諾を得ていないと間に合わないことがあるからです。
    例えば法政第二、法政国際の書類選考の場合、12月中には志願者を締め切り、内申の高い生徒を上から順に合格としています。ですから1月になってから志願してもすでに合格者は定員に達し、受付を実質的に終了しているのです。これは慶應系などの難関校やオープン型入試などの場合を除き、他の私立高校でもほぼ同様のことがいえます。

  • 私立高校を複数受験したいのですが、併願校は辞退してもいいのですか?

    「併願確約」をとった上で、併願確約のない入試当日勝負のオープン型入試を受け、そちらに合格した場合に進学するのはまったく問題ありません。

特色検査について
  • 特色検査とはどのような検査ですか?

    2013年度入試より神奈川の公立高校の一部で導入された「特色検査」にはさまざまなタイプがあります。その中でも「筆記式の特色検査」は従来の学力検査(5科目)に加え、総合的な知識や思考力、表現力をはかるテストとして実施され、科目の枠組みを超えた比較的難度の高い問題が出題されています。

  • ステップでは「筆記式の特色検査」にどのような対策をしていますか?

    ステップでは、中2から特色検査対策講座を開講するとともに、中3の2学期からは志望校別の模試を実施するなどのバックアップ体制をとっています。
    教科横断的なもの、暗号解読やクイズに近いような論理的思考を問うもの、教科的な問題に近いもの、想像し分かりやすく伝える表現力を問うものなどさまざまな問題形式に対応できるよう、幅を狭めずに作成した問題に取り組んでいきます。
    また、2020年度入試より特色検査実施校が増えたのを受けて、2018年9月より中2生を対象に、全スクールで通常授業の中に『特色検査/記述対策』を必修の授業として組み入れています。この授業では記述力・思考力も強化できるので、特色検査実施校以外を受験する場合も有意義です。
    詳しくはステップの特色検査対策ページをご覧ください。