日本ハムの徹底したチーム戦略

   2019/06/05

 ステップの教師・スタッフには野球ファンが多数います。今回は、そんな野球ファンの先生から寄せられた「野球話」です。

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 令和時代は北海道で迎えました。そして、平成最後の札幌ドームでの日本ハムファイターズ戦を観戦してきました。

 日本ハムファイターズの試合を初めて観戦したのは1995年。まだ東京ドームに本拠地をおいていた頃。来年で四半世紀のファン歴になります。そもそものキッカケは、当時少年野球をやっていた私が「プロの試合を生で近くでみてみたい」と父親に言ってみたところ、「平日の日本ハム戦なら」とチケットを取ってくれたこと。現代の札幌ドームでの人気ぶりからは考えられませんが、当時は同じ東京ドームに本拠地を構えるジャイアンツ戦はチケット入手困難、日ハム戦はガラガラでした。その後、小学生から中学生時代までは年に数回、日ハム戦に通い続け、ファンになっていきました。
 高校時代は部活等が忙しくほとんど観戦に行けていませんでしたが、ちょうどそのころ、北海道へ本拠地が移動になってしまいました。しかし、この移動を機にチームカラーがガラリと変わりました。

 新庄選手の加入で世間的にも注目を浴びるチームになりましたが、私が共感したのは徹底したチーム戦略。
 一つ目が東京ドームから日本一球場の広い札幌ドームに移動したことで、打力重視から投手力、守備力中心のチームに生まれ変わったこと。1試合でヒット3本しか打てなくても1−0で勝つイメージのチーム。実際に見ていてもまあ打てない。ランナーが出るまでは各打者のやる気が感じられないようなスイングもあるのですが、ここぞというチャンスは小技を交えながらものにする勝負強いところ、厳しい戦力の中で頭を使った野球になんだか魅力を感じました。
 もう一つは最大の特長でもある戦力補強メソッド。「育成とドラフト」のみ。FA補強はメジャー移籍に失敗して拾い上げた現侍ジャパン監督の稲葉選手と、出戻りの鶴岡選手の2人のみ。大金をかけず戦力を整えるスタイルに共感が持てます。そしてドラフト。ダルビッシュ有、陽岱鋼、中田翔、大谷翔平、清宮幸太郎、吉田輝星。伸びしろのある高校生を積極的に指名し鍛え上げる。そして一流選手に育てFA権を取得して送り出す。常にフレッシュな状態を保ち5年後、10年後まで先を見ている方針は大変理に適っています。
 そして今期はまた新たな試みを始めています。先発投手のショートスターター制。左の強打者を相手にする際、三塁手を二遊間におく大胆な守備体系。栗山監督いわく「そもそも定位置とはなんだ。打球が行きそうなところに守っているだけ。常識を疑えば新しいものが生まれてくる」と。固定観念にとらわれず新たな可能性を模索しているこの考え方は大変参考になります。

 授業に求められるものも、時代とともに日々変化しています。ついつい常識にとらわれがちですが、日々の時代の変化に対応するため、私も固定観念にとらわれず新しいものを模索し続けたいと思います。


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